oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

失われた記憶

『同窓会をこの日曜日にやるけど、おまえ来る?』と幹事が電話をしてきた。
う〜んと考えていると、
『今度は珍しいヤツが一杯来るぞ。しずかとテルと・・・』と名前を挙げていくが、
いつものメンバーじゃん。
出欠ハガキなど出さず、幹事のケータイのアドレスに入っているメンバーに電話し、
『知ってるヤツに連絡回しとけ!』とかなり適当な召集をかけるため、
大抵集まるメンバーは近場に住んでいるヤツばかりだ。
私はというと家族とオダギリ氏とネット時間が大切だったため、5年前に行ったきりだ。
ひょっとしたら次の5年後は無いかもしれない・・・という年代に差し掛かってきたため、今回は参加することにした。
『じゃ、おまえ、中田のイッキュウの車で来いや。』と幹事。
だ、だれ?
『ほら、姉ちゃんが美容師の。あいつお前んちの近くだから。』
同級生だよな?と頭グルグルのワタクシ。
覚えてないと言えなかったワタクシは「い、いや電話番号知らないし・・・」と言うと、
『電話番号教えてやる。』と同乗して来る事をすすめる幹事。
ま、待て!そんな全然知らない人に電話をかけられるか!
「やっぱりわたしはジイちゃんバアちゃんがいるから、帰りたい時間に帰れるよう自分の車で行った方が都合がいい。」
こうして私は車で迎えにきた同級生に気付かないという惨事を防ぐ事が出来たのであった。