oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

仮面ライダーディケイド 23話

先週感想を飛ばしてしまいましたが、
いやー熱い!熱いぜ!
一時世間ではクールがもてはやされてましたが、
戦国ブームといい、クラシックアニメブームといい、
今はホットなものが復活して来ているんでしょうか。
確かに自分の中にもそういう熱い何かに呼応するものがあるようです。


何より印象的だったのは、あの改造人間のシーン。
子どもたちに衝撃を与え、大人たちに笑撃を与えたと思われます。
今の時代、あんなアナログな方法じゃないと思うんですよ。
クスリだの催眠だの超能力だのネットだので、
いくらでも不特定多数の人を簡単に洗脳出来るじゃないですか。
それを捕まえてベッドにくくり付け、ドリルで頭に注射ですからねえ。
おそらく制作側があえてそうしたと思われます。
古い世代には懐かしさによるワクワク感と、長年生きて来た常識からくる笑い、
そして新しい世代には、痛みと恐怖を感じるシーンになったんじゃないでしょうか。
子ども番組だからこそ、痛みや悲しみ、悔しさなどもバランス良く配合されているんでしょう。


ディケイドの面白さは、各ワールドの問題をヒーローが全て解決しないところにあります。
迷いながら、時には戻りながら自分の道は自分で切り開け!と言う事なんでしょう。
無視はしないけど干渉もせず、ただ見守る。
簡単な様でほんとうに難しい。
広くは世界の政治、身近では子育てにも通ずるところがありますねえ。