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「小次郎つばめ返し」

美しい国づくりの理想と現実

地元恒例行事の「道作り」。
「道作り」とは道路の草刈りや空き缶拾いなど、地区住民に寄るボランティアの事で、
清掃ボランティアと言っても都会にある歩道のゴミ拾いというものではなく、
草刈り機持参、軽トラ持参、ほぼ山の下刈り、林業に近いのである。
ボランティアといいつつも、ほとんど強制なので、1軒の家から一人は参加しなくてはいけない。
配偶者を亡くした一人暮らしの高齢者が多い田舎で、清掃場所に行くまでの道のりが数キロ、
人手が入らず荒れ放題になっている山で刈り取った草や枝を抱えるような作業は無理がある。
日頃車も人も通らない林道のような道を清掃してどうなるんだろう。
先日の由布院の山焼きで起こった事故も他人事には思えない。
その要因をほとんどの地方の田舎が抱えているのが現実だろう。