どうせなら本当に壁に絵を飾るかな

夜中、家の中を彷徨い歩くジイちゃんをフォローする為に
とうとう我が家が、こんな事になってまして。
ジイちゃんの部屋からトイレまでの道筋を完全ナビ！
その道以外どこにも逸れないようになっております。
夏の間は良いんですが、時には氷点下になる真冬の夜に高齢のジイちゃんが何時間も彷徨えば、
家の中で八甲田山になりかねません。
しかし安心を得た代わりに、大層不便でして。
何処へいくにもプラスチックの鎖が行く手を阻むので、
茶や汁の乗ったお盆を片手に鎖をくぐるという芸当をしなくてはなりません。
帰宅して家の中の様子に絶句する娘に
「美術館の順路みたいで良いだろう！」というと、しばし声も無く佇んでおりました。