死ぬまで生きる

母の友人に末期がんの方がいて、母は時間を見つけてはその人の家へ遊びに行っている。
昨日、顔見知りだけど挨拶程度のつきあいでしかない私に突然「プレゼントを」と預かってきた。
最近、タンスなどを片付けては「これ着てくれる？」と言われたりするらしく、
本人に告知はされていないけど、本当は気づいているのかもしれないと母が言った。
こんな風に「後で考えてみると本人は分かっていたのね。」と言う事をよく聞くが、
おそらくご本人は別に自分の余命を考えてて身辺を整理しているワケじゃなく、
ぼんやりなんとなくそうしたいな〜という気分になるんだろうと思う。
それが虫の知らせというものかもしれない。
私はまだ虫の知らせを受け取ってないということで、
キバコさん、デスクの引き出しを見てあまり怒らないでくだせえ。