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「小次郎つばめ返し」

大阪思いだし記 4

大阪にいる間の私のナビゲーターは小学校、中学校、高校と思い出を共有し、
大阪ではルームメイトでもあった幼なじみの七臣ちゃんでした。
ファッションビルのテナントをブラブラとひやかしながら、
気に入った服があると鏡の前で服をあてがって、「似合う」だの「イイ!」だのお互いをひたすら褒めあい、
旨いモノを求めて阪急、阪神、大丸と歩いて歩いて歩き回り、
目にも美味しいケーキを食べながら、友人とオシャベリするという贅沢な時間を過ごしました。
健康なときは「食べる」と言うことがアタリマエすぎて、改めて考えることすら無かったけれど、
メニューを見て何を食べようかと迷ったり、キラキラと光るスイーツを目の前にすることが、
こんなに楽しくて貴重な事だとは思いませんでした。
帰り際、新幹線を待つホームで
「アンタが元気じゃないと私がせんない(ツライ)。」と言って声を震わす友人に胸を熱くしながら、
誰かのために元気でいなくちゃいけないって幸せな事だなと、
また1つ、アタリマエなことに気がついたのでありました。