oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

おそらくこの景色もあと数年で失われてしまうんだろうなあ

寝てる間、あんまりしんどいので気を紛らわすために蟲師を読み返してました。
読んだのがずいぶん前の事なので、改めて読むと忘れた話も多く面白かったです。
私はまったく海の見えない山口のヒマラヤと呼ばれる辺りで育ったので、
山や川の話になると「ああ」となんとなく頷く話が多かったですねえ。
山の中腹から立ち上る煙とか、ひょっとしたら当たり前だと思って見ていた景色は
当たり前じゃなかったんでしょうか。
我が故郷は盆地なので午前中集落が朝霧にすっぽり隠れるんですが、
主任の実家はその朝霞や雲海を下方に見る山の頂上にあり、
山の頂きにある棚田、その向こうの断崖絶壁はマチュ・ピチュ遺跡のように美しく感動的です。