キバコさん、だからその格好で事務所に降りるの止めて下さい
この季節どこの職場もそうだと思いますが、もー午前中の寒さといったら！
一昨年業務用のエアコンが壊れてからは、それを修理に出すと１００万円くらいかかるため、
一般家庭用のエアコンとファンヒーターで補ってますが、
３〜４部屋分くらい広さを完全にカバー出来るはずもなく、
まして山際で建物に陽の当たらない午前中は１０度以下で過ごすことになるのであります。
そのため私は上着を着たままニット帽にマフラーと膝掛け、
キバコさんや主任はさらにズボン下着用の上、ポケットカイロ、
膝掛けは巻きスカートのようにグルリと腰に巻き、
最近恰幅の良くなりつつある熟女たちのため、さながら力士の土俵入りの様相を呈しております。
年を重ねるたび寒さ対策は厳重になっていくけど、乙女の純情は減るらしく、
気が緩んで、そんなお姿でうっかり客の前に出てしまうことも度々であります。
主任が午後から定期検診のため都会の大きな総合病院へ出掛けたことがありましたが、
両肩胛骨の上に、ミニカイロを２つ貼ってあるのを忘れ
待合室で上着を脱ぎ、検査室→診察室→次回予約受付→会計と病院中くまなく
その姿を見せて回ったとのことでした。
帰社後「誰も教えてくれなかった！」と怒っておりましたが、
そんな姿を見せられて、言うべきか言わざるべきか迷わされた周りの方々こそ被害者であります。
