oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

のだめカンタービレ vol.6

今日の独り言『学生オケがそんな簡単に集まるか。』


「ねえねえ、やっぱ違う楽器の生徒同士が集まってオケとか作ってた?」
と私が脳天気に聞いたら、旦那が晩酌しつつ、こう答えたのでありました。
旦那の学校ではピアノ科の生徒はどっさりいたのに、
「オケの連中」←(どうも金管楽器や打楽器、弦楽器など他の楽器専門のことらしいです)が
ものすご〜〜く少なく、オケを作るのに弦楽器だけで60人くらい欲しいのに全然足らなかったそうです。
「じゃあ、小編成で作ればいいんじゃん。」
と、普通に感じることを普通に質問したのに
「小さな音しか出ない弦楽器が10人合わせて音を出しても、
 トランペットが1人パーッと吹いたら吹っ飛ぶんだよ!」
と、まったく顔が似てない千秋化した旦那に(最悪じゃん)尊大に答えられてしまいました。
何故音楽を語る時はあんなにエラソーになるんだ。
しかも普段は基本的にマンツーマンの個人授業なので、生徒同士はあまり顔を合わせず、
自主的につるんでオケを作るなんて学祭ぐらいの時しかないそうです。
ほぉーー、私、バイオリンならバイオリンで集まって一斉に授業を受けるもんだと思っておりました。
旦那が学生の時、インスタント学生オケに「学祭でやる壮大な曲を作ってくれ」と頼まれ、
合唱やら各パートの見所ソロやら、何もかもてんこ盛りにして作り出したら、
ストーリーの収拾がつかなくなった漫画家のように、広げた風呂敷が畳めなくなり、
最後には無理矢理急転直下で終わらせたそうです。
もちろん演奏されたものは自分の想像と全く違う物で良い思い出ではないようでした。
私にはどんな世界だったのか想像もできませんでしたが、
どんな宇宙が広がっていたのか聞いてみたい気がします。


う〜〜〜ん、なんだかドラマの感想というより旦那語りコーナーになってきました。
と、いうことで学内で2つもオケが出来たり、他の大学の学生が一人の学生の名前のみで集まるなんて、
ありえな・・・・いや、それだけ千秋の才能が突出したものであるということが分かるのであります。
でもこのドラマを楽しんでる子供たちは、音大は楽しそうと思うんじゃないでしょうか。
あのキバコさんがベートーベンの第七番を知っていると言うのを聞いただけでも
クラシックがジワジワと確実に一般に浸透しているような気がします。
そしてやっぱり私的見所は曲の演奏ですねえ。
頭に描いていた曲とシーンが実際に見られるというのは、本当に楽しい。
のだめと千秋の連弾では「音が多い」とセリフで言って貰わないと
分からないぐらいの初心者ではありますが。
まだ連載が続いているこの原作を十数回のドラマでどう決着させるか、
制作側にはその着地点がしっかり見えているようです。