oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

アマゾンの中身は名刺です

職場に2つ届いた薄平べったい段ボールが目の端に入って仕方ないので、我慢しきれず、
「ち、ちょっと開けるだけ開けて良いですか?」と主任にお願いしたら、
「開けるだけね。」と許可してくれたので
就業中にも関わらず大胆に段ボールを破り捨てたのであります。
背後に回ったキバコさんが明細書を見て
「まあ、アンタは食べないからコレくらいの無駄遣いは許す。」
とか言っているのは無視。
でも開封したら中身が気になって仕方ないので、我慢しきれず、
「ち、ちょっとだけペラペラ〜とめくっていいですか?」と主任に再度お願いしたら、
「めくるだけならね。」と寛大なお言葉。
瓦礫を歩く風の又三郎やカメラを意識してないときの鋭い視線に心を揺さぶられながら、
あるページまでいくといきなり現れたショットにビックリ!硬直!
で、思わず本をパタリと閉じてしまいました。
閉じては開き、開いては閉じ、2センチほど開いて覗き込み、後ろを確かめながら開き・・・
をくり返す不審者を咎めないまでも、なんとなくイタイ空気を感じ、
仕方なく続きは4時間後の昼休みに持ち越されたのであります。


気がつくと主任が親切にももう一つの段ボールを開けてくれようとしておりました。
「すみません〜」と礼をいう私に何の反応も示さず、
冊子を取り出して「4年前」の上に置くと、無言で段ボールの方を持ち去り、
出来たてホヤホヤの名刺1ケースをその中にきれいに納めて封をし、
お客様へ発送したのでありました。