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「小次郎つばめ返し」

M size vol.5

「天に向かってツバを吐け!え〜オダギリです。」
イタズラっぽい表情で笑うオダギリ氏。
座っている椅子の背もたれを片手で抱え込み、完全にくつろぎのポーズ。
「今回で最終回ですよ。5回目。」
言いながら、とうとう片足まで上げちゃいましたよ。
やはり隣でリラックスしている富永監督の顔を見ながら
「先週熱くなってましたけど、もうクールダウン?」と問いかけてますけど、
そうでしたっけーーー!?
熱くなっていたのか!あれで熱く燃え上がっていたのか富永さん!
「ええ、先週菊地さんが来られて、ひとり増えたと思ったら先週だけで・・・」
「ま、2人で頑張っていきましょうよ。ティーンに向けて発信する番組ですから。」
ティーンのうちの娘は全然見てませんでしたが。


「ティーンの皆さんは夏休みもう終わり・・・・・?」
どうして富永監督はそうオドオドと目を合わせないで話をするんですか。
「夏休みとかいいっすよねえ。」
「どうでした?」
『何がいい』のか『何がどうでした』なのか、
全部すっ飛んじゃっても会話のキャッチボールが出来る同学年のスゴさ。
「今年の夏はどうでした?」
「今年の夏はもう大変でしたねー。もういろいろ熱くて!」
えーい!もう焦れったい!!
何が熱かったんだい!!気温なのか?自分の気持ちがなのか!?
ティーン以外にも分かるようしっかり発言してください。
「パラグライダー行ってきました。」と監督。
えっ!!?うそっ!!???だってこれ一回撮りじゃ・・・・。
はっはっは!と大笑いのオダギリ氏。
パビリオン山椒魚を撮影した富士宮市でパラ飛んでんですけども、あの時はパラ憎たらしくて。
 映っちゃいけないと思って・・・。行ってみたら(飛ぶ人の)気持ち分かります。」
「案外面白かった?」
すっとぼけ監督との会話が楽しくてクックックと笑いっぱなしのオダギリ氏。
「近づいて来ましたねえ、パラグライダー映画。」
「そんな怖くないですよ。高いけど怖くなかったですね。」
う〜ん、やっぱ何か2人の会話はズレてませんか?
『怖かったですか?』と質問した訳じゃないんですけど。
「や、やりましょうか?」と何故か小声のオダギリ氏。
本当にいいいんですかー?
高所恐怖症だって「顔」の撮影の時言ってたじゃないですか。
絶対実現してしまいますよ富永監督は。
「パラボーイズ。」
オダギリ氏がタイトルを提示したけど、監督に失笑されただけでした。


「今週は監督とボクが30才ということをテーマに話しなさいと言われたんです。」
誰かに話しなさいと言われたんですね?
「オダギリさんどうでした?子供の頃自分が30才になったら・・・」
「いやーもうねー20代後半でオッチャンだと思ってましたよ。」
「ボクもそう思ってました。」
「今のティーンには多分オッチャンって見られてますよ。」
娘は30男に「長瀬」と呼び捨てですけど。
「オダギリさん、お忙しくて30才どーの、あまり考えてなかったですか?」
「考えてなかったですね。三十路って言葉があるくらいじゃないですか。
 大分変わるんだろうな〜と思っていたんですけど・・・。」
ん〜まあ、何歳になっても中身はズーッと変わらないですね。
できれば外見も変わらないと嬉しいんですが。
「三十路って言うと女の人だとイヤラシイ感じがしますね。」
一見監督の失言のようですが、これはホメ言葉でしょう!
「ティーンですから!6時ですからまだ。やらしくないですよ全然!」
こういう話だと妙に照れるオダギリ氏30才。
20代であれだけエロスエロス言ってたじゃないですか。
「これから30才を進んでいく上で、どういう30代になればいいですかね、2人で。」
「んー・・・・・・まだ10年もありますからねぇ・・・・・・・。
 取りあえずパラグライダーは約束しましたよね?」
これからの10年間より、目の前の楽しいお約束が大事な監督。
「パラグライダーはやりますよ!あれは今年・・・・」
「今年出来ますか?」
「出来ます出来ます。」さらーっと引き受けちゃいましたよ。
これで「おかんとボク」の次は「パラボーイズ」決定ですね。


「と言うことでもう終わりらしいですよ。」
しまった!とポカーン顔の監督。
ほら、前フリとパラグライダーで99%終わっちゃいました。
「話しできました?パビリオン山椒魚の。」
パビリオン山椒魚の?」
いや、だってこれそのための番宣番組なんでしょう?監督。
「ちょっと話しましょうよ。パビリオン山椒魚の番組ですから・・・。」
やっと最終回残り数分で気付いたか!オダギリ氏。
パビリオン山椒魚の映像
「今のティーンに見て欲しいですよね。」
この映画に30代からティーンに向けたメッセージが含まれてるとでも?
「あのー2回見て欲しいですよね。」
「それボクがいつか言ったような気がするんですけど。」
オダギリ氏の言葉に下を見たまま固まる監督。
「じゃ、もう一回割り増しして3回見て欲しいですね。」
つまり何回も見てね!ということですね。
「じゃあ、1ヶ月続きましたマンスリーフェイス!オダギリジョー、富永監督でした。」
「お世話になりました。」
「ありがとうございました。」
・・・・・・・・・(ぬるぬる〜の間)・・・・・・・・・・・・。
これだけ何も語られないトークも珍しいですよ。
ひょっとして「意味のあること言ってはいけない」というゲームだったんじゃあ・・・。
このある意味最強のコンビが、今度九州でトークショーを開くという!!
九州のトークショーに行かれる方は、
『聞いて無かろうが、聞いていようがどっちでもいいの』的なトークショーを
ぜひお楽しみ下さい。
おわり