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「小次郎つばめ返し」

つまり村民総参加

我が町(村から昇進)の運動会は生徒数が少ないため、小中学校合同+保育所で行います。
つまり村中(町だった・・・)の子供全部。
子供たちは自分の競技が終わるとすぐに次の競技で並び、
競技の合間には自分達の係に奔走するので、紅白のテントには誰もいず、
フル出動の子供たちを助けるために保護者も会場係や駐車場係などの役を持ち、
見学のテントにも荷物以外誰もいないという、
全員舞台に上がって観劇者のいないステージなのであります。
そんな賑やかなのか寂しいのか分からない運動会に息抜きとして組まれるのが「一般参加」という枠で、
生涯学習の「民踊」や「よさこい」、婦人会の仮装大会、地元企業による対抗リレーなど、
プリーツのきいた鮮やかなロングスカートを身につけて踊るお年寄りにちょっと物悲しくなったり、
着ぐるみを着ておちゃらけるいい大人や、柔道着を着て走る警察官に大笑いし、
どこが見所か分からないキレのないよさこいの間にトイレに行ったりという演目なのです。
昨日のように天候次第で中止になりかねない場合は、やはり子供の演目が最優先され、
これら「一般参加」のプログラムは省かれるのが普通なのですが、
子供の演目が削られる中、それでも参加したグループがあって、
「こどもに譲れよー。」と見学者からブーイングが聞こえない程度に飛ばされておりました。
帰宅後、娘の「アレがないと準備が間に合わなかった」という言葉と、
教師の旦那が経験上「そうだろうなと思ってた。」という言葉を聞いて、
あの人達が綺麗な服を着て出たいだけだと思っていた、
自分の浅はかさが恥ずかしくなったのであります。


全校フォークダンス。
少ない女子の人数あわせのため参加した地元フォークダンス部平均年齢75才の女子と踊る、
男子中学生の微妙な表情に大笑いしながら望遠カメラのシャッターを切り、
娘が中学最後となる来年は、秋晴れの運動会だといいなと思ったのでありました。