oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

揺らす男

ここにきてプレ更年期障害の症状が出てきたのは、朝の仰天発言のせいではないけれど、
何かに付けあれこれ思い出し、あまり弾んだ気分になれないのは仕方がないか。
「やっぱりな。彼の人生だ。好きなことするのが一番なのだ」という寛大な私と
「いや、まだ猶予がある」という諦めの悪い私が交互にグルグルと現れては消え、消えては現れる一日でありました。
他のファンの方々もこんな風にグルグルしつつ、
前向きに気持ちを切り替えていたんじゃないでしょうか。


「40まで俳優を続ける自信がない」というのは、
おそらく「40まで俳優業に対して貪欲でいられる自信がない」
ということじゃないかと。(もちろん勝手な推測ですが)
オダギリ氏の原動力は「どうみんなの期待に答えるか」や「何を求められているか」ではなく、
「自分が何をしたいか」のようなので、
俳優という職業に抑えられない好奇心や心が踊り立つような欲望が湧かなくなれば、
今日の言葉どおりになるんでしょう。


芸能界や映画界に疎い私でも、今オダギリ氏が邦画界から大変な期待をされているのを感じるんですが、
そんな自分を取り巻く環境をよく承知したうえで、なお自分のすすみたい道を選んでいくのは
ものすごい勇気と体力と気力のいることだと思います。
例えオダギリ氏が「オダギリジョー」を脱いで丸裸になっても、
きっとまた新たな人間関係や環境が彼の周りから構築されるでしょうねえ。
宣言どおりになるかならないかは、誰にも(本人にも)分からないことではありますが、
この先どこにいて何をしていても、
オダギリ氏が「自分のやりたいこと」を最優先で選んでいくことだけは確かなようです。


などと言いつつ、正直を言えば
オダギリ氏に果敢に攻め入って、地底に伏せている龍を叩き起こし、
彼をヘロヘロにする逞しい監督の出現を待っているのであります。へへ。