『山代の心』改訂版発行記念
カバーデザインをさせていただきまして、ちょっとコマーシャルをば。
歴史研究家 中村良雄さんの第三次改訂版が発行されました。
<著者略歴>
中村良雄(なかむら よしお)
昭和5年4月 山口県に生まれる
昭和25年 山口大学教育学部養成科修了
昭和48年 「実践人」主宰者森信三先生と邂逅。「実践人」に入会
昭和61年 錦町立宇佐小学校へ赴任、郷土史に開眼。岩国読書会開設
平成3年 定年退職。郷土史教室の講師として今日に至る
平成16年 東京都歴史研究会に入会中村良雄さんは教師を定年退職後、主に山口県旧山代地方の埋もれた歴史を調べて掘り起こし、
先人の偉業を後世に伝えるべく本に残していらっしゃいます。
史蹟を訪ね、ご自分の目で確かめ、膨大な時間と労力を使って調べられたすばらしい本です。
左の本は初版。
『未だ奥深く埋もれている宝の山』をイメージし、深く霧の掛かった山並みを表紙にしました。
この本により山代地方が地元歴史愛好家の間で認知されるようになりました。
カバーはエスプリコート系の表が最初からツルツルした紙で、ラミを掛けていないため時間の経過と共に変色。
右の本が改訂版。
○カバー
今回は前回の経験をいかし、コートに刷った後グロスのラミネートをかけました。
『出現した秋霧の中の宝』というサブタイトルから霧、山並みなどのキーワードからさらに夜明けをイメージ。
キーカラーを紫とグレーにし、遊び紙(開くと現れる色紙)は色上質の銀鼠。
写真は素材集ではなく山代地方の本当の写真にこだわられた為、地元の山の山頂からうちの部長が撮った写真を採用。
タイトル文字は地元の書道家岩見屋錦舟さんの書です。
裏は萩の絵のイラストを入れて季節感と歴史の表舞台には登場しない身近な人達をイメージしました。
○表紙
紙はアイベスト、特色1色です。基本的にカバーと同じデザインです。
○帯
歴史小説家童門冬二さんの推薦文です。
フォントは読者層と内容から太めの楷書体を採用。
推薦文の内容に合わせ旧道の写真を入れていましたが、
作者のご意向で旧道に立つ道しるべの写真に変更しました。
カバーと丁掛けしていたため一緒にラミをかけましたが、強い分、若干巻きにくい感があります。