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「小次郎つばめ返し」

戦争話をいかに社長に喋らせないかが今後の社の課題である

朝礼は「梱包はもっと丁寧にするように」という専務の言葉で締められた。
・・・・・と思ったら、「ちょっと今の話の続きを。」と言いながら社長が手を挙げて前へ出てきた。
固まる社員。
「えー、わしが21才の時・・・・・・」
『21才から始まったかーーーーーー!!!!!』
と、きっと私の顔には書いてあったに違いない。
「切り立った崖を登っていくと、先に進んでいた小部隊が・・・・・」
『おいおい、梱包の話はどこへ行った!』
「偵察が帰ってきて『前の部隊の加納が撃たれて倒れています!』と報告してきて・・・・・」
『どこへ行くんだ!この話!』
この後社長の話はとんでもなく逸れに逸れて(というかスタートから違う気が)、
戦争の話がいつの間にか町会議員たちへの批判に変わっり、なおも続くお言葉。
・・・・・流れる時間、最近体調の優れない私の顔に汗が滲み体が揺れてきたころ
「と、いうことで大切な商品は最後できちんと梱包するように。」
いきなり話は急降下、社長は収拾のつかないこの話を無理矢理着地させるという力業に出たのである。
あっぱれ!!社長!82才!!!