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「小次郎つばめ返し」

[感想]週刊BSデジタルマガジン その2ー2

『映画大王』
VTRで「アーーーーベちゃ〜〜ん!オーーーーーダく〜〜〜ん!!」
オダくん???
「(あわあわ)オダギリく〜〜〜〜〜ん!!」
慌てて名前を言い直す司会者に大笑いのオダギリ氏。
あれっ?ありゃっ!!??あのテンションの高い映画大王の司会者は筧さん!
「『映画大王』はすごい番組ですからね、楽しいんですよー。扱う映画がね、ちょっとマニアックなんですよ。」
以前「うちにはBSアンテナがなくて見られない」って言ってませんでしたっけ?
「今度2人で『映画大王』に行きましょうよ!」とフットワークの軽いアベミちゃん。
「呼んでくれますかね?呼んでくれるどころか僕らが勝手に行きゃいいんですけどね。」
「いいんですよ!なんでもOKですから。だってデジマガだから。」
うわーーこんなコンビで大丈夫ですかねー?
大丈夫じゃないのは『おとこおばさん』で実証済みか・・・。
『ショートフィルムカフェ』
ゲストにあったショートフィルムを紹介する番組だそうです。
司会者は「陣内さん」って言ってましたから陣内孝則さんなのかな?
「ぼくこの間観たショートフィルムは20秒ぐらいでした。」とオダギリ氏。
ほぼCMの長さですねー。
『68』
これもショートフィルムの番組らしいですが、他局と連繋している珍しい制作方法をとっています。
フィルムの前と後ろは同じ映像で、中の展開部分をBSIとBSフジが別々に作り
視聴者が観たい方を選んで観るという相当実験的な試み。面白そうですねえ〜!
番組名の呼び方は特に決まって無くて視聴者のお好みで呼んで良いということですが、
「それじゃ不便なのでボクらで決めちゃいましょう!」(オイ!他人の番組だ!)
「“ダイゴロウ”ってのはどうですか?」とオダギリ氏。
どうですか?と聞かれてもねえ・・・。
「じゃ、間をとって“4”!」
アベミちゃん・・・間は“7”ですよ・・・・・。
「・・・そんなんでいいかもしんないですね〜。」
って人の番組にものすごく無責任な2人。
普通に“ロクハチ”とか“シックスティエイト”じゃいけませんか!
結局この番組、なんて呼ばれているのかわかりません・・・。


いよいよ『オダギリ監督初作品』のお披露目。
セピア色のフィルムが流れ、振り向く里美(女優阿部美穂子)に
「遅い!!!カッツ!!」と声を張る監督(オダギリジョー)。
「一拍だから!スーッときてパットきてウッとチャッと・・・・・。」
擬音のオンパレードでなんのアドバイスにもなってません。
「いや、今のはBSくんが悪かったね、今のは。」
びくっとするBSくん。話の矛先がいきなり弱者へ向けられました。
「BS!おまえしっかりしろーーー!」
立ち上がっていきなりBSくんをポカンと・・・・いやバシッとメガホンではたく監督。
こういうとき一切容赦をしないのがオダギリ氏。
「ごめんね〜〜阿部ちゃん〜〜。」
女優のご機嫌取りをして撮り直し。
<take2>
振り向く里美。BSくんに走り寄って抱き合う2人。
「カッツ!!遅い!!!」
言うなりメガホンでBSくんをはたくオダギリ氏。結局これがやりたいようで。
「いや、ごめん。阿部ちゃんが悪いわけじゃないんだ。BS、おまえが先に手を広げたから!!
 阿部ちゃんはいいんだよ、阿部ちゃんは。」
さっきからこの監督は一体誰をモデルにしてるんですか?オダギリさん。
「だからー、里美の両親をこの部長に(BSくん)に殺されたわけだから・・・」(設定3:部長は親の仇)
???ストーカーは・・・????
「ひえ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
叫ぶアベミちゃん。
「その部長を見て、そりゃ驚くよ!」とオダギリ氏。
設定を聞き、肩で息をしながらみるみる憎しみを体に宿す女優阿部美穂子
あんな無茶苦茶な展開なのに、芸能人の想像力と集中力ってホント、すごい。


<take2>
振り向く里美。キャーーーーーっ!!!と叫びつつBSくんに突進して突き飛ばすと
BSくん、はずみで後ろへ転び、テレビカメラの足で思い切り後頭部を打っちゃいました。
アッハッハッハとメガホンをバンバン叩きながら大うけの監督は
なおをテンションが下がらずキャーキャーとBSくんをショールで叩き続ける里美にいつの間にか参戦。
ひっくり返ったまま2人に囲まれて叩かれるBSくんは「浦島太郎のカメ」のようです。
「カッツ!!ハイ!OK!!」
クランクアップに握手する監督と女優にスタジオ中から思わず拍手が。
床には精魂果てたBSくんが転がっております。ヒドイですねえ。
「ハイ!打ち上げ!!9時から打ち上げ!」
スタッフに向けて声を掛けるオダギリ氏にスタジオ内大爆笑。
映画の現場を垣間見た思いです。


スタジオのデスク、
「監督の腕ですよ。」「いや、アベミさんの演技が素晴らしかったです。」と賞賛し合う2人。
「そんな2人がお届けするデジマガは素晴らしい!!」自画自賛のオダギリ氏。
「世間をアッ!と言わせますよ、オダギリ初監督作品。」こりゃ確かにゲッ!とはなります。
この作品を持ってベルリン映画祭やカンヌ、アカデミー賞へ乗り込むというオダギリ氏。
「行っちゃいますか?」嬉しそうなアベミちゃん。
「ボクが勝手に行きゃいいことですから・・・。」まあ行くのは個人の勝手か。
といいつつ、未だにどこでもお目に掛かってないこのオダギリ監督初作品、
ファンの間では「ハザード」「バナナの皮」と同じく公開が待ち望まれています。
終わり