oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

生活に支障をきたしてきたかも

どうも私は人の顔を覚えられない。
家族と同僚と一部の友人、それにオダギリ氏くらいしか分からないかもしれない。
それはそれで仕方ないので(仕方ないんかい!←キバコさんツッコミ)、
その対抗策として「相手の話題に話を合わせることができる」という技術が身に付いている。
親しげに話しかけてくれる相手に「知らない」「分からない」と微塵も感じさせず
話題の中身を推理して適当に相づちをうつ技術でなのだ。
以前にも書いたことがある、
『夏休みが終わったら同級生の顔を忘れていた』などの失敗も時にはあるが、
反対に人から覚えられやすいらしく、よく話しかけられる私は、
今のところこの技術で上手く世の中を渡ってきていたのだ。
しかし先日の卒業式でまたもや、やってしまった。
控え室で集まっていた保護者の中にインフルエンザで欠席になってしまった子供の親を見つけた私は、
いつになく自分からすぐに立ち上がって近寄り、
「今日残念ですねえ。」と声を掛けるとヘッ?と言う顔の相手。
一抹の不安を胸に
「ほらインフルエンザで出席できなくて。」というと
私と仲の良い保護者が慌てて私の上着をひっぱり
「この人は違う違う!勘違いしてるよ!」と教えてくれた。
なんと私は娘の同級生わずか11家族の、しかも何年もPTAで一緒だった人の顔を忘れていたのだ。
いや多分忘れていたのでなく覚えてないのだ。
「私の顔はホントに覚えてくれてるんだろうねえ。」という仲の良い保護者が不安げに私を覗き込んだ。