東映特撮公式配信記念『EPISODE42 戦場』
いきなりの緊迫した場面。
視聴者に与えられる情報は刻々と伝える無線と混乱した現場の様子のみ。
残酷な直接的描写を避けつつも、
描かれていないところで対グロンギとの戦いが激化している様子が伝わります。
大事なシーンを視聴者の想像力に預ける勇気はすごいなと思いつつ、
それだけ視聴者を信じているんだなと感じます。
餅つき状態で手が出ないクウガ。
ここは反対に徹底的に描かれます。
倒れて敵に覆い被されるような絶体絶命の態勢から
クウガを救ったのはゴルゴ一条。
持っていきやがるなっ！一条め！！
（杉田守道心の声）＆（五代派の歯ぎしり←助けて貰ったのに）
この時神経の研ぎ澄まされていたペガサス一条は
ダグバの気配が感じ取れたようです。
ケータイのマナーモード対策さえ出来れば完璧なのに。
「究極の闇をもたらすものになる」
五代の行き着く先は、絶望的なほどに辛く苦しいもので
当初からその事を恐れていた椿さんの胃壁はもう出血を起こさんばかりです。
それを吹き飛ばす「大丈夫」の神通力。
そして「大丈夫」に縋る一同。
頭を抱える椿医師が一番の常識人だったようです。
信じさせる五代が凄いのか、
それとも信じなければ気持ちを保てないのかもしれません。
この時の五代は「大丈夫」の言葉に反して、
演者の不安がそのまま透けているような、
決して大丈夫には見えない表情をしている気がします。
