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「小次郎つばめ返し」

東京記 1日目 「250円缶ビールが650円だったのを見たからではありません」

受験する大学から歩いて数分。
着いたホテルは「受験生のお宿」のイメージとほど遠い、格調高く高級なホテルでありました。
足が沈み込むような絨毯を歩きフロントを目指したのですが、どこを見渡しても無いっ!
「reception」と書かれたところで「フロントはどこですか?」と尋ねて、
まさにそこがチェックインをする場所だと分かり、ほっと胸を撫で下ろすと、
「だからさっきから、ここだと言ってるじゃん!」と娘に叱られたのであります。

部屋の豪華すぎる調度品を開けては閉め、風呂やトイレのライトを点けては消し、
テレビのチャンネルをひっきりなしに変えてしばらく遊んだ後、
マトリックス風の衣装を纏った大柄な黒人ドアマンに微笑みかけられながら外出し、
横断歩道を渡ったホテルの向かいのコンビニに入ったのであります。
そこで鮭のおにぎりやパン、ビールやお茶などを買い込んで娘のリュックに詰め、
再びドアマンの微笑みを正面から受けながらホテルに入り、
ルームセルフサービスで夕飯を済ませたのでした。
ここでお断りしなければならないのは、私たちが簡素な夕飯を選んだのは、
決して豪華なレストランに気後れしたワケでも、豪華そうな金額に気後れしたワケでもなく、
昼食が遅めだったためにお腹があまり空いてなかったからなのであります。