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「小次郎つばめ返し」

熱海の捜査官 第7話

うむ、ドラマは急展開いたしております。
バス消失事件は「誰が何のために、このメンバーを消失させたか」が分かってまいりました。
湾岸道路建設反対を旗印にしていたNP0法人代表の平坂が、
「環境保護のためというのは後付けだ。」と言っていた理由も腑に落ちました。
おそらく、ご覧の方のほとんどが同じような推測をされていると思いますが、

バス消失事件は、平坂が人体蘇生実験を試みるために女子高生4人を誘拐。
『空と海と虹の会』の建物の地下にその実験室があり、東雲麻衣以外の残りの3人はそこにいて、
数年間の実験後、記憶の一部を切り取り、まもなく蘇生させる。

バス消失事件についてはこれで大まかに解明されました。(多分)
分からないのは、南熱海の住人たちが犯罪と知りつつ何故口をつぐんでいるかという事です。
そこには住民たち共通の利害一致があり、黙っていることで共通の闇を抱えているようです。


と言っても、住民たちは全てを知っているワケではなさそうで、
協力しているように見える市長も、そこで今現在何が行われているかは知らず、
四十万は無力な立場でありながら、バスを発見させるように工作したり、
事件をなんとか白日に晒そうと足掻いているように見えます。
善良(そう)な一般の市民まで巻き込んだ事件。
知らないのは、甘利レミーと朱印 頭たちだけかもしれません。


桂東さん、拾坂さん、犬塚くんなどコメディー部の登場人物のシリアス化というモード転換もオドロキ!
急展開しているのは事件の謎解きだけではないようです。
天才バカボン」が劇画タッチになったときのような衝撃です。(どんな例えだ)
事件よりよほど怖いです。
犬塚くんの大金星の発見、『PXL 2000』は本当にあるんですねえ!
(こちらに大変詳しく→http://d.hatena.ne.jp/qti/20080410/p1
ちなみにいくらするんだろうとオークションで探してみましたが(物好きだな)、
約32ドルくらいでした。今ならお買い得かも。
イエスノーランプの内部は大層な作りでありましたが、
コレを握るとき、大体の答えは自分の中にありそうです。
イエスノーランプは答えを導き出すものではなく、
自分の気持ちの再確認をするものかもしれません。


次回最終回。
外部からやってきた星崎たちが南熱海に入ったことで、再び掻き混ぜられた泥水。
舞い上がった泥土が沈んだあと、澄んだ水の中に何が浮かび上がるのか、非常に楽しみです。