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「小次郎つばめ返し」

ちょびっと仮面ライダーW 最終回見終わって

日本人は「相棒」が大好きである。(と言い切ってしまおう)
テレ朝の「相棒」はもちろん、リポDのCM、ジョン&パンチ、ウルトラマンAの北斗と南、
バロムワン、西部二人組などなど。(どこまで遡るんだ)(つーか偏りすぎだ)
時には反発、時には協力、困難を切り抜ける度に2人の心の距離が縮まり、
尊敬しつつ、揺るぎない信頼で結ばれていく姿に人生の理想を見るのかもしれない。
・・・・・などと気取ってみたが、そんな濃厚な人間関係が正直羨ましい。
また「相棒物」は大抵ヤングの成長物語であるから、
最初、左翔太郎をハードボイルド気取りなどと文句を垂れていたけれど、
未熟な男で良かったんだな、ごめん。(内省)


照井竜も最初脇役呼ばわりしてごめん。(してたのか)
「いつかWに乗られちゃうんだろ?」みたいなWのアイテム扱いにしてごめん。
聖なる泉を枯らさずに私怨を乗り越えた誇り高き男であった!(映画で乗られちゃってたりして・・・)
亜樹子はんや照井竜の主人公たちとの関わりが重要で、彼らの成長ぶりもまた見事だった。
彼らの助けがあってこその大団円である。
特殊な能力を持つ照井が、一般人代表のような翔太郎のヘルプに入り、
どうやらヒロイン(一応亜樹子か?)の心まで射止めているらしいというのも、
ヒーロー番組としては異例だった気がする。


一年間じっくり通して見るドラマは、劇中でキャラクターが成長するように、
視聴者の心の中でも育っていく。
仮面ライダーWはワタクシの中でしっかりと太い根を張ったようだ。
何しろ相棒や仲間が一緒に笑顔で最終回を迎えられた事は誠に嬉しく、清々しい気持ちでいっぱいだ。
ワタクシの愛して止まないもう一組の「相棒と仲間たち」も表立って描かれなかったけど、
きっと笑顔で集っていることだろう。