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「小次郎つばめ返し」

私が泳げるようになった訳じゃないけど

夏になると苦々しく思い出すのが体育の水泳の時間だ。
何故かというと、I can't swim well. で平泳ぎなら3mしか泳げないからである。
・・・え〜〜まあ、要するにポンとプールの底を蹴り、
ひとかき、ふたかきして水に沈むまでの間に進む距離で、
正確に言えばI can't swim. なのである・・・。
海も無く、プールも高校のを間借りしていたあの頃、
私たちが泳ぐのはもっぱら川で、川泳ぎというのは早瀬に乗って流れるため浮かぶ必要がなく、
だから泳げなくても仕方なかったのだ!(開き直り)
泳げない者にとってプールの時間というのは、今日だけ世界が破滅すればいいと願うほど苦痛であり、
幸運にも中高の6年間、女性の事情と風邪ひきでほぼプールに参加できなかったワタクシは(ズル休みともいう)、
将来子供が出来たら、こんな思いをしなくてもいいように、
塾など行かなくてもスイミングスクールだけは通わせようと強く決心したのであった。
あれからウン十年、娘が生まれると水を怖がらないうちに一人で風呂に入れ、
「溺れても5分以内に引き上げればいいよね。」という超楽観主義のもと、
潜ったり泳いだり好き放題させ(もちろん私の監視つき)、その後念願のスイミングに通わせたのである。
その甲斐があって「泳ぐ事だけ」得意になった娘は、満を持してついに高校のプールの時期を迎えたのである。
「さあ、人並み外れた運動能力の無いお前の泳ぎでクラスメイトを驚かせてやれ!」と送り出す喜び!
しかし梅雨空で寒いこの時期に「今日でプールは終わり。」と娘。
エーー!!!!!夏はコレからじゃーーん!!
私が小学校の時より数十年かけたリベンジは、たった3時間で終わってしまったのであった。