東映特撮公式配信記念『EPISODE44 危機』
回を追う毎に深刻になっていく物語に、悶えつつ過ごした2000年冬。
しかし恐る恐るテレビを点けてみれば、
のっけからほのぼのジョギングシーン。
思わずコーヒーを吹いちゃいました。
「このごろヤツラの戦闘能力がますます上がってきているだろう?」
それはアナタ(一条さん)です。
「(小田原まで)往復12時間は掛かるぞ」と真面目に返す一条さんですけど、
五代の提案をそれほど突拍子もない事とは思って無さそうです。
この時一条さんの電話でかき消された、
「電車でいきます?」という五代のセリフ。
そりゃもうただの観光ですから。(アドリブのようですが)
グロンギ対策のため、次々と強い武器を開発する榎田さん。
細かい矛盾や技術のことは分かりませんが、
納得出来る理由付けがされているところが細かい。
仕事と母親の両立…というより、
確かにさゆるくんの母親は榎田さんしかいないけど、
「犠牲者がこれ以上出ないように尽くす」ことと
「さゆるくんの母親であること」は別。
同じ天秤に掛け、どちらかを選べなんて出来ません。
前回と同じく、五代をフォローする協力者のクローズアップ回。
残り数話のタイミングで挟まれた人間ドラマに、
ヒーロー番組らしいバトルを待つ人たちの間では、
当時戸惑いの声があった覚えがあります。
しかし「戦士」のBGMに走る榎田さんもまた、
五代と同じく苦悩しつつ戦うリントの一人。
この回も実は戦闘シーンが満歳であります。