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「小次郎つばめ返し」

どんなやりとりがあったかは聞かないでおこう

ああ、月日が経つのはなんて早いんだろうと感慨に耽ったのは、
羽織袴のレンタル会社から娘ちんの卒業式用にパンフレットを送ってきたからであります。
(ご訪問客様は、ここで愕然とされる方は結構いそう…)
オプションで角帽とかガウンまである!滾る!
娘ちんに「パンフ送ろうか?」とメールを打つと「卒業式なんてスーツでいいやん」と一言。
返信を見てキバコさんにスーツにするってと伝えると、
キバコさんのキーボードを打つ手がピタリと止まったのであります。
「アンタがいくら普段娘のことをほったらかしと言っても(←自主性重視と言って欲しい)それは絶対ダメ!」
と突然自分のケータイを取りだし、娘ちん宛に高速でガラケーを打ち始めたのであります。
しばらくして返信の着信音が聞こえると、キバコさんは鋭い目つきで読みつつ、すぐさま高速メールを送信。
それを幾度となく繰り返し、「ふむ!」「もう一息」「よし!キタ!」とキバコさんの大きな独り言。
もはや親の入る隙間は無いのであります。
「最後に気持ちが変わらないようにトドメを刺して置いてやる!」と物騒なキバコさん。
「よし!!着るそうだ!」とキバコさんが額の汗をふきふき見せにきた娘ちんからのメールの返信は、
『う、うん…』という魔術に掛かって意思を奪われたような、なんとも気弱なものでありました。
すぐにワタクシのケータイが鳴ると
『キバコさんのテンションが高すぎてコワイ』という娘ちんからのメールでございました。