『アリスの棘』 第3話
日向の決定的ダメージとなる動画の複製をナゼ作っておかなかったのかという最大の謎ですが、
極力手元に証拠を残さないためであったかと。
最初に日向へ送った際にデータがパソコン内に残って無いのは、
自分のパソコンを使わずにネットカフェなどから送ったからだろうし、
ホテルの一室から里中と一緒に動画サイトにアップしようとしたのは、
公の場で公開される動画は送信元を洗われやすいため、
防犯カメラや利用履歴から身元がばれるネットカフェなどを避け、
里中の名前でホテルの部屋を取り、自分の痕跡を残さないためだろうと推測いたします。
とは言っても明日美の部屋へ入れば、膨大な数の写真やファイルで一目瞭然ですけど。
最も甘いのは、共犯者である里中という人間を信じすぎたことであります。
あれほどまでに人を信じない明日美が易々と里中を信じたのは、
自分と同じように裏切られ踏みにじられた人間の思いは一緒で、
金勘定ではないハズだと思い込んでいたからでありましょう。
そして敵陣に丸め込まれた西門優介ですが、
先週の予告辺りから巷ではウラギリジョーって呼ばれてたんですねえ。
実は本心を隠し探ろうと自ら虎穴に入ったのだった、というのは、
まあ、その、最初からバレバレというか、大変分かりやすい流れだったと思ってたんですが、
TL上で「味方でよかった!!」という安堵の声が多数上がり盛り上がっているのを見ると、
おおう…そうか、なら良かった、ドラマは楽しんでナンボだ思った次第です。
あのままドラマの中で(ドラマの中でですよ!)日向の太鼓持ち記事書いて
明日美と敵対したままだったら、今後オダギリ氏自身がドラマ界では生きていけないくらいの怨念を
背負うことになりそうだったんですな。
ところで昨今アリスの棘、舟を編むの役柄によってオダギリ株価は急激に沸騰中であります。
役と役者のイメージがこれほどリンクして上がり下がりするなんて思いもしなかったですねえ。
4話にしてラスボスに到達!!…なワケもなく。
このドラマの面白いところは、決して同じレールを走らず、
次に向かってポイントが切り換えられるところであります。
向かう先の分からない楽しさとスリルでドラマは最高速度で走り続けます。