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「小次郎つばめ返し」

『S -最後の警官-』 第4話の正木圭吾

極悪非道なテロリスト集団に入団希望者が続出しそうな気配のTL上。
とにかく濃厚っ!麝香の香がすごいのなんの!
Mの周りに纏わり付くような濃くて甘美な空気の流れが見えるようです。
こんなものを普段から垂れ流してたら、かえって人目につくじゃねーか!
アンタが歩く撒き餌かよ!と思っていたら、
最後のバスに乗り込むシーンではちゃんと身体の周りの渦を取り払って清風のごとし。
すごいですONOFFの切り換えが。
無駄な垂れ流しはやめましょうみたいな、今どきのエコ仕様なテロリストです。


今回はいろいろすごいMですが、
まずね、横川秋(土屋アンナ)に「先生が…」と口を滑らすシーン。
喋りすぎた事に気付いた瞬間の表情に、
思わずワタクシ「ふっ…!」と音が出ちゃいました。(声と言え)
見る人にMの心の表層を伝えながら、それ以上深くは探らせない顔。
ハイ!ココ大切です!試験に出ます!リピートしてください!
でもって間違ってたら「先生(誰?)はハズカシイ勘違いをしてます!」とこっそり教えて下さい。
ハイ!次のページ、「誇りながら死ね」ってどうなんだっ!
こんなセリフが浮かずに言える実写版ヒールが他にいますか!?(否と言うところです)
しかし今度は邪魔者が入らないうちに、溜めずに撃ちましょう!
次は元プロボクサーにぶん殴られて青あざで終わる奇跡について。
掲示板でも疑問を投げかけている方がいらっしゃいましたが、
ワタクシ、スーパースローで五回確認したところ、
頬に当たった瞬間、Mの目は確実に一號の拳を捕らえております。
ゆえに咄嗟に受け身を取り、大げさなほどに身体を引いて力を半減させたと思われます。
思った以上に楽しい相手に出会って、Mはちょっと浮かれてるかもしれませんが、
結果、先生(この場合は霧山)の言いつけを護れなかったことを反省いたしましょう。


でもって最大の謎(ワタクシにとって)、Mの過去。
原作を知らないのでいろいろと推理しておりますが、
元警察庁の幹部だった霧山を知っているらしいこと、
「警察は仲間の命よりメンツをとる組織」と言っていることから、以下の仮説を立ててみました。
1、Mが元警察官だった
→特殊部隊所属で仲間を失い、その時の警察の対応に不信をもった
2、家族が警察官だった
 →自分の大切な家族より、体面を大事にする警察に憎しみを持った
3、子どもの頃の事件の被害者で霧山が養父、または生活を援助
 →霧山の思想に感化された
もし万が一Mの過去が1ならば、回想シーンであのコスチュームが見られるかもしれないと事で、
ワタクシ的には1をキボンヌ(死語)


警察を潰すのではなく、より強大な力を持つ組織にすることが目的のようですが、
霧山に単に同調しているというより、Mなりの正義がある様に感じます。
一號の拳ではないけれど、Mの手は拳銃を握る手が本当なのか、弱者に差し向ける手が本当なのか、
映画が楽しみですっ!(もう意識はそこかよ!)