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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 八重の桜 第45回 『不義の噂』

襄先生1年8ヶ月ぶりに帰国。
イイ感じに老けてまいりました。
八重の言うとおり、本当にちょっと素痩せて見えます。
でもって命がけで手にして帰って来た5万ドルの土産話は、
頂いてきましたよという襄先生の一言で終了、
印象がクレープ生地のようにうすーくうすーくなっちゃいました。
どんな手練手管を使ったのだろうかと、ワタクシの中ではパンケーキのように膨らんでいたので、
ちょっと食い物足らない感じが…。
しかし襄先生の話もよくよく聞いてみると
「大学設立と伝道との境をあえて曖昧にして集めたのです(*'-'*)エヘ」って
誠実そうな顔をしてシラーっと言ってました。
その口から出る言葉は全て愛の福音としか聞こえないから、思わず聞き逃すところでしたが、
「だって布教のためって言わないとお金集まんないんだもん」って事ですね。
要するにキリスト教を利用しちゃ(ry・・・・・
ん〜〜〜でもね、八重さんがミッションと手を切るチャンスだ!とか言ってるのに
親玉のアメリカンボードからお金頂いてきました〜ってのは一体どうなんだ?
あ、いいのか目標達成のためのちょっとの間、利用しちゃ(ry・・・・・
やるな!襄先生!!


今回のハイライトが時栄の不義疑惑。
果たして疑惑なのか、本当なのか。
ワタクシ、その辺りは着火点が低い方なので、
大勢の方が許されねえと言っているほどに火が着かないのでございます。
いいやん、ぐらっと来るぐらい許したっても、くらいの貞操観念。(それもどうかと)
時栄さんは先生の手足ではねえ!とか言ってましたが、
周りからは家事世話一切を押しつけられているように見えても
多分ね、覚馬ほど女子教育に熱心な人であれば、時栄があれをやりたい、これもやりたい、
だから覚馬さんの世話や家事を少し負担してくださいと言えば、
覚馬をはじめ山本家の人たちは、人を雇うなりして協力したと思うんですよ。
しかも時栄のモヤモヤはそう言うことではなく、覚馬の中にあるうらさんや会津の思いや、
それを家族の中でただ一人共有出来ない寂しさであるような。
本心を言い出せない女と本心を伝えられない男。
破綻するまで現れない両者の本心。
未だよく見かける光景であります。
教育と同じく維新から200年はかかりそうです。


珍しく大河を食いつきで見てくれていた旦那のテンションが下がっているのを感じておりましたが、
とうとう会津あたりまででよかったんじゃないかなどと言い出しました。
そんなことはねえ!作り上げる様も丁寧に描かなくては意味がねえがし!と言い放ちましたが、
旦那の中で襄先生登場とストーリーの物たら無さが連動して評価を下げていないか心配です。
わだしは日本中に言いでえ、ジョーは何も悪くねえと!
しかしなあ、オダギリ氏の襄先生。
「窮屈な私の国」
祖国への深い愛情と捨てる悲しみが入り交じった複雑な目の色を見たものとしては、
表面に現れたものの下に蓄積された層を見たかった。
すごく上等そうで美味しそうな肉を目の前に、匂いだけ嗅がされている感じです。
噛みしめれば、きっと奥深い味と香りがしたハズ。
もう口に出来そうにないのが残念です。(やっぱ襄先生〆かい!)