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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 八重の桜 第7回 『将軍の首』

うーむ、うーむ、どうにもこうにも余韻がすごい。
放送後すぐに録画していた「そこまで言って委員会」を見ても消しきれなかった余韻。
サラリーマンNEOの「びしょびしょ秘書」に匹敵する、ドラマ全体を覆って包むようなウェット感。
もはや容保様を無視できなくなりました。(なぜ無視する)
容保様が目を伏せれば、ヒタヒタと視聴者に悲しさが伝わり、
容保様が身を震わせれば、雷鳴に打たれたような感動が一瞬で伝わる、
その感情伝導率の良い事といったら…。
これはドラマを覆う水分のせいに違いありません。
もちろん水源は容保様であります。


お銀的効果をもたらす覚馬と尚之助の入浴シーンや、
甘酸っぱくも焦れったい大蔵の恋、
上京する藩士たちを見送る家族の悲喜こもごも、
話し合いや説き伏せなどの融和策から、
厳しい取り締まりへと方向転換したいきさつなど、大事な要素が詰まった回でしたが、
見終わって身体に残るのは容保様の余韻という…、
まるで抜けきれないアルコールのようです。
とにかくセリフのないシーンが雄弁なのでありました。


それにしても、この容保様と組!の斎藤で見てみたかった!
二日酔いになるほど深酔いして溺れてみてえ!!と、
ワタクシの場合、すべての道はオダギリに通ずるのであります。