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「小次郎つばめ返し」

まだまだワタクシの腕が未熟であると悟った瞬間であった

昨日のばあちゃんの夕飯は、白粥、鯖の味噌煮、肉じゃが、大根の味噌汁。
いずれも細かく刻んで、歯茎で潰せるくらいの柔らかさだ。
「どれもこれもうまい」
と、ばあちゃんは全世界が泣く勢いで全力大絶賛。
美味さに驚いたように、何度も何度も繰り返すのである。
無邪気な笑顔を向けられると、ついつい喜ばせたいという気持ちになるではないか。
無自覚に相手の気持ちに入り込み、本能的に自分の身を護る、
ばあちゃんのライフポテンシャル(という言葉があるかどうか)は異常に高い。
温かい気持ちに包まれるワタクシ。
「いや、お世辞を言うわけじゃないけど、本当に美味しいよ、この混ぜ飯!」
ばあちゃんは鯖の味噌煮を口に含んでニッコリと微笑むのであった。