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「小次郎つばめ返し」

サトラレ

じいちゃんからバトンを受け取ったばあちゃんは、引き続き入院中。
蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という聞き慣れない病名で、
足の皮下脂肪に細菌が入って炎症を起こすものらしい。
数日間の抗生物質と点滴ですぐに症状改善。
童女のような笑みを浮かべていたばあちゃんは、
段々と目の焦点が合ってきて声に張りが出てきた。
「足が痛いから湿布を貼ってくれって看護婦さんに頼んだのよ。」
だけど・・・と、手で小さな輪を作り、
「こんなに小さい湿布を1枚しか貼ってくれないから、効きゃしないんだよ!まったく!」と
湿布は消炎鎮痛剤なので、貼りすぎは良くないんだよと言い聞かせると、
「後でね、看護婦さんがナイショよと言って、湿布をもう一枚貼ってくれたよ。」
と言う声が病院の廊下中に響いたのであった。