oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

いや本当にすみません、ありがとうございました

お客様の持ち込み完全データに不備があったとき、
その事をお客様に伝えることは案外難しい。
自分の家のプリンターでは問題なくプリントされるので、
印刷所に持ち込むと何故そのとおりに印刷出来ないのか、
一般の方には理解されにくいからだろうと推測する。
例えば、
○文字がアウトライン化されてなくて文字化けする。
○断ち切りの写真や背景の色が、仕上げ寸法ジャストしかない。
○画像が低解像度でギザギザする。
RGBでつくってある。
○超最新フィルタを使い、分割・統合をしていない。
○貼り付け画像が添付、もしくは埋め込んでいない。
などが代表的なミスであろう。
お客様に電話をして送り直して頂けるように伝えると、
好意でご連絡差し上げたつもりでも、大抵少しムッとされるのがツライところである。
中には「他の印刷所で前に刷った時は問題ありませんでしたけど」と仰る方もいらっしゃるが、
それは印刷所の方で手直ししているからなのである。(ただし出来る訂正だけ)


うちの印刷機に掛からない大きなサイズのパンフレットの印刷を馴染みの外注先に送ると、
『表面の折り部分ですが、断裁すると文字がギリギリで切れてしまうかもしれません。 
 数ミリ中へ入れて頂けますか?』と、担当さんから電話が入った。
手元のプリント見て確認するワタクシ。
「でも以前同じデータの印刷をそちらでお願いしたときには、何も指摘がなかったんですけど!」
と詰め寄るワタクシなのであった。