oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

仮面ライダーディケイド 28話

おおう!何が懐かしいって我々の世代ではショッカーですねえ。
悪の組織のボスよりも、毎話変わるメインの怪人よりも、ヒーローよりも
「その他大勢」の雑魚だった彼らに懐かしい友人に会った様な親近感が湧くんですけど。
子どもの頃に仮面ライダーを見ていた時は、自分の力と未来を過信するあまり、
多分の他の人もそうだったと思いますが、「自分はヒーローだ!」と信じて疑わなかったですからねえ。
実はショッカー側だったと社会の中の「その他大勢」で働く今、気付くのでありました。
「自分は全世界にとって迷惑なのだ!」というアポロガイストに「自覚してるんだ!」と私と娘。
居場所が無いという事ではディケイドもアポロガイストも同じ立場なんですねえ。


前回アマゾンが外国人という予告にビックリしましたが、
たどたどしい日本語と野生味、哀愁が特徴のアマゾンには
全く違和感がない、というよりむしろしっくりしているような気がします。
今回の一番のビックリは、栄次郎ちゃんの順応性の高さでしょう。
あれだけの科学的な武器を使い、世界をほぼ征服しているにも関わらず、
アマゾンのアジトを何故今まで見つけられなかったんだ!というツッコミはあるにしても、
ショッカーというベタな作りものの世界を結構楽しんで見ている自分にもオドロキです。
今なら「大リーグボール消える魔球」も受け入れられるような気がします。