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「小次郎つばめ返し」

人が自分の家で生涯を終えるのが難しい国って

「胃が痛い」と言って土曜日からほとんど飲食しないじいちゃんを連れて病院へ行ってきました。
胃カメラの検査中に何かのトラブルが起こる確率は何分の1、その中でも亡くなってしまう人の確率は何分の1です。」
とのっけからドクターの一言。
「耳も聞こえない、目も見えない、しかも90歳という年齢から考えて確率は高くなります。」
と暗に検査を断られてしまいました。
先日の「川から救出事件」で数日入院していたとき、病院側はじいちゃんの世話によほど懲りたと見て、
「この間入院されたときも大変だったと聞いてますのでねえ。家の感覚と違うので本人も困るでしょう。」
結局何の検査も無く、とりあえず胃薬をもらって点滴し、痛がるじいちゃんを家に連れて帰りました。
もう十数年も毎月薬をもらっているかかりつけの病院なのに、
今度重大な何かがあったときは、どこへ連れて行けばいいのだろうと途方にくれました。
結局家でお年寄りを介護するという事は、何かあっても家で全て対処せよと、苦しむ親を何も出来ずに最後まで見ていろと
そういう覚悟を持てと言う事なのですねえ。