oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

チャンネル北野ex 2008.3.13

東スポ映画大賞授賞式前、同じテーブルの共演者と話している参加者たちや関係者達で
ちょっとざわついた会場の様子が映し出されました。
そんな落ち着かない会場で一人ぼんやりと座っているオダギリ氏は、
緊張している風もなく寂しそうでもなく、ただただぽつねんと座っております。
霧たんよりポツネンの似合う男。(どちらも本人だけど)
「絶妙な存在感のある主役を務めたオダギリジョーさんです!」
暗い会場の中でフラッシュを浴びるたびに浮かび上がるオダギリ氏の横顔は、
某CMが悪い夢だったと思えるほどのスッキリさん。
弦ちゃんぽくて、最近見た中では一番若く見えます。
レポーターが早口で聞こえにくかったので違っていたらすみません。
「言わずとしれたオダギリジョーですけど、うちらのオフィス北野ライブとかにお客さんとかで来てたんですよ。
 今ではこんなに大きくなっちゃって・・・・・スゴイ!!」
レポーターは私の存じ上げない芸人さんでしたが、オダギリ氏への感想はとても気持ちの入った言葉で、
オダギリ氏の成長をオドロキ、そして喜んでいる様子。
ステージ上へ上がると客席へ一度ペコリ、たけしさんの前をペコリとして通り抜け中央へ。
ピンで留めた髪は、襟足を残したり上から垂らしたり自由自在。
一体どんな法則で留めてるんだろうと思われるピン留めヘアでも
「普通だった」と言わしめるオダギリジョー
明るめグレーのややロング丈ジャケットの中には、白いベストとジャケットより濃いグレーのカットソー、
細身パンツも靴も中間グレーで、全体的にグレーのグラデーションファッションで大人しめです。


リリー・フランキーさんとは対談したことあるんだけど、
 まさかオダギリジョーリリー・フランキーの役をやるとは想像も付かず・・・」
北野監督の言葉に神妙な顔でウンウンと頷くオダギリ氏。
「本人(リリー・フランキー)とオダギリくんを比較すると、なんてズーズーしいヤツだと思ったんですけど・・・。
 でも、見事に映画自体をオダギリ君が引っ張ってきたというか・・・」
たけしさんの思わぬお褒めの言葉に、画面を通して見ても分かるくらいに顔中真っ赤で、
照れくさすぎて顔を歪めるオダギリ氏。
「さすが主演男優だという見事な演技だと・・・・」
うっはー!なんつー顔!監督、もう勘弁してあげて!いや、もうちょっと困らせてみて!
画面の前で一人悶えつつ、おかしなオバサンと化す私。
こんなに純な反応を見せるアナタに邪な気持ちを抱くなんて本当にゴメンナサイ!
たけしさんの言葉を受けマイクに向かうオダギリ氏。
「こんなに毒があってユニークな映画祭は始めてで・・・」と久し振りに“はじめて物語り”発令。
しかし肝心の“毒”の部分はオールカットのようで。
「あのー座って見ているときからすごく楽しんで、そこで自分が主演男優賞を貰えるってことは
 あのー役者と言うより、人間として違う・・・(考えている風)・・・違うステージへ行けたような気がして、
 選んで貰ってすごく嬉しいですね!これからも頑張っていきたいと思います。」
この間まで「やめるーやめるー」と言っていたオダギリ氏を
「ガンバル」と言わせた北野監督に感謝したいと思います。はい!