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「小次郎つばめ返し」

朝からホラー

warning!!<体調の悪い方、想像力の優れ過ぎている方はご注意下さい>


朝起きて寝室から出た私は、すぐに異様なにおいに気付いたのでした。
清々しい朝にふさわしくないその臭いを辿り、二階のトイレを開けてみると、
私の予感通り・・・。
嫌な予感ほど当たるものであります。
『じいちゃん、便秘は治ったのね・・・・・』と思いつつも、
取り敢えず見ないフリをして、一歩も足を踏み入れることの出来ないその場所の戸を閉め、
朝食と弁当の用意のために階下へ降りたのでした。
しかし不思議なことにトイレから離れるに従って臭いは段々と強くなり、私の予感も段々と強まるばかり。
おそるおそる震える手で脱衣所の戸を開けると、
あってはならないことが起きていたのであります。
ここは脱衣所なのに何故トイレ化っ!!?
・・・・・・・などと両手を広げて一人芝居をしたけど、
熱のこもった私の芝居とは反対に空気と私の体温は下がりっぱなし。
さらによく目を凝らして床を見ると、脱衣所からカタツムリが這ったような跡が、
今私が降りてきた道筋をそのまま逆行して廊下、階段、二階のトイレ、
そしてじいちゃんの寝室へと続いているのでありました。
その場に立ちつくした私は頭の中でcontrol+command+startで、
ショートカットキーの「再起動」をイメージしてみたけれど、
バーチャルゲームようにリスタートで元通りになるわけもなく、
現実の世界では私がゴム手袋とマイペットで片づけるしか方法はなかったのです。