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「小次郎つばめ返し」

WHAT’S ON JAPAN(NHK BS1)

番組最後のコーナーの数分間で思ったより短かく、語るというより一言コメントでしたが、
予告や特集をほとんど観てない私には未見のシーンが満載でした。
ナレ『インタビューを受けることは少なく、ベールに包まれている。』(だったかな?)
ここでプハッと思い切り笑ってしまったんですが、う〜んそうかそうか、そうだなあ。
確かに分からんだらけの人ではありますが、こうやってNHKアナが厳かにいうと、
「ベール5枚増し」ぐらいの感じで、ますますシルエットがぼやけてきますねえ。
この番組で初めて「オダギリ」という俳優を知った外国の方々は、オリエンタルエキゾチックアクターとして
「なんだかよく分からない俳優だが東洋の神秘なんだな」と印象づけられたかもしれません。(どんな印象だ)
イメージってこうやって付けられていくんですねえ。
映画のシーンを挟みつつ、
○舩橋淳監督・・・・・・寂しげで人を寄せ付けない。確かにとっつきにくい人かも。
            でもテッペイにはその部分が必要だった。
(ウロオボエです)
舩橋監督、他のコラムでも書いてらっしゃったんですけどオダギリ氏と相当距離を感じたんでしょうねえ。
逆にものすごく近づきたかったけど、距離を埋められなかったみたいな残念さを少し感じました。
西川美和監督・・・・・人間の裏側の複雑な部分を抱きしめて貰ってる安心感があった。(さらにウロオボエです)
コメントがナレーションだったのか西川監督だったのか分からなくなってますが、
「人間の暗部について説明する必要がなかった」というところで、
オダギリ氏自身がそれを内に抱えている人間だと西川監督が近くにいて感じていたことが伺えます。
冨永昌敬監督・・・・・この映画はオダギリさんや役者の方のアドリブがあって面白くなった。
            次(の役)は地底人かもしれないし、鳥かもしれないが彼なら出来ると思っている。
(ごめんなさい、他で詳しくお読み下さい)
視聴者はクスリともせず答える冨永監督自身がよく分からない人に見えたかもしれませんねえ。
さすがに役で「鳥」になったオダギリ氏に感情移入ができるかどうか、私には分かりません。
もう一度録画を見たらコメント以外全て英語になっていて、日本語の部分も英語が思い切りかぶり、
きちんとした確認がとれましぇんでした。雰囲気というかニュアンスということで。
最後に『映画の数だけ俳優オダギリジョーには可能性がある』と締めくくっておりました。