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「小次郎つばめ返し」

[ドラマ]時効警察 第1回

「時効の事件には、おいしいご飯の湯気が似合うと言っても過言ではないのだ」


今やミステリーやサスペンスドラマにはサブタイトルが不可欠ですけど、
こんなにドラマの内容が把握できないサブタイトルは初めてですよ。
そのサブタイトルの不可思議さとおなじくらい不思議なテンションでドラマは始まりました。
テンション・・・・・というか「間」ですかねえ。
私は普段、演劇とかドラマを観ないので余計に新鮮に映ります。


なんといっても霧山修一郎(オダギリジョー)の徹底的なぬるさがもう〜!!!
あの体にフィットしてないサイズ違いっぽい制服や、
スーパーマン変身前のクリストファーリーブスのようなわざとらしい黒縁メガネも
微妙な表情も居心地の悪い間も「もっさり」してますねえ。
このあまりに何もかもスッキリしない霧山という人物はまさに「霧」のように掴めないヤツでした。
謎解きを始める霧山君がおもむろに黒縁を取って『日本を代表する男前 by さんま』の顔が露わになっても、
切れ者っぽさをチラリとも感じさせずもっさり感が全然変わらないあたり、スンゲーーーー!と思いました。
でまた、三日月しずか(麻生久美子)が可愛いんですよ!!
申し訳ないことに大河でしかお見かけしたことがなかったので「大人びた人だなあ」くらいの印象しかありませんでした。
髪を2つ結びにし、警察の制服を着たしずかちゃんが軽くにらむとそりゃもう可愛いのなんの!
「トレンチコートを着た刑事(←え〜時空警察の方です)」や「恐ろしく顔色の悪い同僚」「絶対いなさそうな鑑識」など、
個性的な登場人物達はどこかアニメっぽくて、2〜3頭身のフィギュアにすればガシャポンで売れるんじゃないかと思いました。


で、謎解きの方は・・・・・・アレッ?みたいな。
いや私、ミステリー系全然読まないし見ないんで他と比べようがないんですが、
正直を申せば凝りに凝った人物設定の割に、謎解きがあっさりしてたなという気がします。
むしろ人物設定で力を使いすぎたか?
テーマを掲げ視聴者に問いかけたり、制作側のメッセージを伝えるドラマではないようなので、
しばらく生ぬる〜〜く様子をみようとおもいます。
<今週の名言>(来週はあるのか〜?)
「あっ、それは違うと思います。by 霧山」
不謹慎ながら霧山君口調のこのセリフを「オーラ」で言ってみたらどうなるか?とか思ってしまいました。
イラストはマジ絵にするか落書きにするか検討中です。