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「小次郎つばめ返し」

[感想]女王の教室

「いいかげんに目覚めなさい。」
と、阿久津先生が言い続けた相手は我々大人だったのだ。
でなきゃ、こんなに心が揺すぶられるハズがない。
私たちが子供の頃に当たり前だった社会のルールやモラルや価値観、
例えば「時間は守る」「片づけはキチンと」「物は大切に」「勉強をしなさい」などの言葉も
今は滅多に聞かないし、私があまり娘に言うこともない。
(私に限っていえば)個人主義だとか自由主義だとか言い訳しながら、
実は面倒なことを避けてサボっているだけなのだ。
だって娘と出来れば言い合いをしたくないし、物わかりのいいフリをした方が楽に決まってる。
自分で先まわりして石を拾ってやれば子供がつまづくこともなくケガもない。
しかしそれは子供のためではなく、やっぱり自分が安心したい為なのだ。


「今出来るをことしっかりをやりなさい」
今私に出来ること、やらなきゃならないことは何だろう?
私の価値観は間違ってないだろうか?
いま、なんとなく過ごした時間がものすごく勿体なく感じる。
子供のために自分のために、私ももっとがむしゃらに生きなきゃなぁ。