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「小次郎つばめ返し」

重版出来! 第2話

「情報誌で何やりたいんだ」
答えに詰まる小泉くん(坂口健太郎)。
「そういえば私は、いま何をやりたいんだろう?」
いつの間にか自分に問いかけていました。

http://www.tbs.co.jp/juhan-shuttai/story/ep2.html

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和田編集長(松重豊)の宿敵と思われた営業の岡部長(生瀬勝久)は、
自分で確かめ、信じたものを全力で支え応援するナイスガイであります。
すなわち自分自身を信じるということなんでしょう。
良い作品を薦めているという絶対的な自信。
忍法帳に書かれた人たちとの関わりで生じた摩擦や熱で磨かれた感性と
堆積した数十年分の経験の層。
3年経って地表に這い出た小泉くんは、積みはじめたばかりです。

がん‐ば・る〔グワン‐〕【頑張る】
1 困難にめげないで我慢してやり抜く。
2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我(が)を張る。
3 ある場所を占めて動かないでいる。

 

こんなに力強い「頑張れ」を聞くのは久しぶりです、
以前「頑張れ」という言葉を苦手な方が多いと聞き、
私自身もこの頃はあまり使う事が無くなってきました。
苦手な方にとっては、まだ努力が足りない、何故もっと努力しないと
責められているように感じるのかもしれません。
足元のおぼつかない子どもが歩き始めたとき、
親は手を拡げ、大抵「頑張れ頑張れ」と声をかけます。
「頑張れ」という言葉に私がイメージするのは。
強制や責めではなく、寄り添いと応援かな。

メロンヌ先生(要潤)の外見と画のギャップに転けそうになりました。
礼と尊敬の念を持って接する武士のような
三倉山先生(小日向文世)と五百旗頭さん(オダギリジョー)、
家族のように温かな愛情を通わせる八丹先生と菊池さん(永岡拓)、
次回メロンヌ先生と壬生さん(荒川良々)はどんな関係を築いているのか。
「仕事に人生をかけてもね…」とつぶやく編集者、
会社を辞めてまで漫画家を育てることを選択した編集者、
営業部長と編集長との過去、
1人とんでもなく浮世離れした編集者など
漫画家だけでなく、様々な編集者たちのエピソードも楽しみです。