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「小次郎つばめ返し」

ルールはルールだ

久々のドカ雪で少ないだろうと予想していた病院の待合室は、
時間外で飛び込んだ患者さんが幾人か、すでに順番待ちをしておりました。
辛そうに横になっていた発熱顔の老夫婦は診察を終えて会計待ち。
職員の男性が老夫婦に「2万3千いくらです」と伝えると、
老夫が「耳が遠くて分からんから大きな声で言ってくれ」と言った後、
杖をつきつつ、左右に揺れながら会計に向かったのであります。

うぉーい!そっちが介護人かよ!!!

と思わず心の中でシャウトするワタクシ。
やりとりの様子から、老夫婦は救急車で運ばれたらしく足元は病院のスリッパ。
タクシーが入り口に着くと
「このスリッパは病院のですからお貸しできないんですよ。」と言われ
ああ、そうですかとスリッパを脱ぎ、
靴下のままタクシーに乗り込む老夫婦を見ながら、
余計に寒々しく感じるのでありました・・・