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「小次郎つばめ返し」

おかしの家 第8話『覚悟』

「おばあちゃんために…」
「太郎のために…」
互いを想い合う気持ちが交差する優しい世界。

http://www.tbs.co.jp/muryou-douga/okashi/008.html

「おかしの家」を守る事は時を止めること。
駄菓子屋があれば、そこにおばあちゃんがいて、馴染みの客が来る。
そうしていれば自分の大切な人たちや風景が
永遠に自分の所から無くならないと太郎は思っているかのようです。
「誰かのために」は間違いではないけれど、
幼い頃に大切な人たちを失った太郎自身が
これ以上失うことを怖れていたからでしょう。

形はなくなっても、自分が生きている限り、
大切なものは自分の中から決して失われることはない。
そんな事は、おばあちゃんもずっと前から知っているのであります。
ようやく変化を受け入れる決心をしたとき、
太郎は新しく家族を得たのであります。

とりあえず三枝くん、きみはつらかったね、うんうんわかるぞ!
髪型もきっと変わってしまうんだろうな。

八千草さんとオダギリ氏のやりとりが本当に秀逸。
太郎の不安より、おばあちゃんの不安の方に、
気持ちが寄り添ってしまう年代に突入してしていることを知り、
自分の中でも時は止まらないのねと再確認してしまうサミシサ。