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「小次郎つばめ返し」

東映特撮公式配信記念『EPISODE38 変転』

「あいつ(五代)が一日も早く、俺と別れられる日がくればいいと思ってる」
「…相変わらず素直じゃないなお前」

次のア〜オのうち、登場人物の心情を表したものを1つ選び記号で答えなさい。
ア、(一条)事件が解決しても、五代が冒険に行ってしまうのはイヤだ
イ、(一条)椿じゃ五代の代わりにならない
ウ、(椿)素直に寂しいっていえよ
エ、(椿)第一、何なんだオマエ、その言葉の選び方は
オ、(椿)文字に起こすと相当やばいぞ

ゲゲルの法則は分からず被害者が増えるばかり、
グロンギは同時に現れ、頼りの一条さんは戦線離脱、
飛び交う指示と刻々と変わる状況に混乱し、焦る対策本部。
サイレンと無線が飛び交う緊迫したシーンが続きます。

今回は動と静が同時に在る物語。
19話の五代が命を落とした回を思い出します。
静のシーンを受け持つのは一条さん。
「五代も言ってたぞ、中途半端に目覚めるなって」
椿さんの言葉を聞いた時にフッと笑った後の瞬間泣きそうな一条さんの顔。
シナリオ厨ですみません、
シナリオではただ「……」としてあるだけでしたが、
自分の口癖を真似る五代を思い浮かべ、自嘲気味に漏らす笑いは、
一条さんの自然な気持ちの表れなのでしょう。
事件は早く終わって五代を本来の場所へ戻してやりたい。
しかし、五代が居なくなる日常は寂しい。
蝶野の時もそうでしたが、椿さんはメッセンジャーでもあります。
自分の事は多くを語らない二人の思いを相手に伝え、
同時に視聴者に伝えます。

躊躇無くバルバの人間体を背中からライフルで撃つ一条さん。
もう五代を引き込んだときに覚悟は出来ていたようです。
最終的には五代をも撃ち殺す壮絶な覚悟。
クウガはやがてダグバと均しくなる」
最悪の結末になった場合、盟友の命を引き受けるのは、
やはり一条さんしかいないのでしょう。