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「小次郎つばめ返し」

東映特撮公式配信記念『EPISODE29 岐路』

のっけから不穏なBGM、お騒がせ蝶野くん再登場。
机の上の薬袋とイラスト。
彼なりに変わろうとしているのは分かりますが、
お守りのような首筋のグロンギタトゥーとナイフが、
大きな一歩を踏み出せていない事を伺わせます。

グロンギのステージが上がるにつれ戦いは厳しくなり、
特集が週刊誌で組まれたり世間で注目を浴びるクウガ
金の赤の登場が待たれている風潮が描かれます。
うーんやっぱそうかな…という五代の言葉は、
今までと変わりなくフッと出たようなつぶやきに近いけど、
その表情はまた見えません。

何度目かの五代、一条、椿3人そろい踏みの診察室。
強くなるにつれ五代の身体に生じる変化は加速度を付け、
「このままだと戦うためだけの生物兵器だ」
最初に暗示された椿さんの言葉に現実味が出てきました。
だいじょうーぶですよ、だいじょうぶ!とサムズアップしていた頃と
明らかに違う五代の反応。
「もう全然オッケーです!」
にも言葉のない一条さんと椿さん。
表面的な気休めが何の役にも立たない事を誰もが分かっているようです。
バイクに跨り、今までに無く不安げな表情になる五代をみて不安が伝染したワタクシ。
うがぁぁぁぁーと床をゴロゴロとした15年前を
懐かしく思い出すのであります。