oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

東映特撮公式配信記念『EPISODE23 不安』

だからなぜ2人の待ち合わせ場所が(3回目だから略)
「例の噴水公園」と言っていることから、度々使っている場所だと思いますが、
シナリオに「絵になる雰囲気で話し合っている雄介と一条」と書いてあるように、
どうにも彼らは目立ちすぎる。
絵になる2人の噂は、たちまちSNSで拡散され、
「例の噴水公園」に手弁当のOLが押し寄せると思われます。

「聖なる泉枯れ果てし時 凄まじき戦士雷の如く出で 太陽は闇に葬られん」
どう解釈するにせよ、良い知らせには見えないメッセージ。
桜子さんの胸に再び芽生えた不安は、
碑文の解読が進むにつれ大きくなってきました。
抱えきれずに椿さんに打ち明ける桜子さん。
しかし椿さんの対処の仕方は、今なら川に投げ込まれる案件でございます。
こういうやりとりを見ても「あの時の彼女」と別れた原因は
一条さんのせいではないような気がします。
いや、結果的には「大丈夫&サムズアップ」で五代と同じ事をしているんですが、
桜子さんの反応は真逆でございました。

 

という笑えないコメディーシーンを挟みつつ、
今回は「振り向くな」のトラウマ回(何度目だ)。
直前のガリマの行動、ドサッと倒れる音、
地面に落ちるネクタイやネックレス、写される足元、
何が起こったか連想させるのに十分な描写。
思わず首に手を当てて目を逸らすほどであります。
またガリマが鎌を振りおろす時の空気音、柱がずれたり、
トライチェイサーや標識の切断面が綺麗だったりすることで、
その鎌がいかに重く切れ味の良いものかが分かるような描き方など、
CGに頼り切らない「見せ方」の工夫に思わず唸るのでありました。