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「小次郎つばめ返し」

東映特撮公式配信記念『EPISODE15 装甲』

夜明け前、桜子さんの携帯の着信に、
何の躊躇もなく寝ぼけ声で出る五代もどうかと思いますが、
「え?一緒だったのか」とつっこまない一条さんもさすがです(なにが)

みんなのトラウマ回。
クウガは今では放送できないほど残虐なシーンが出てきます。
グロンギによるゲゲルが残虐でない回は無いんですが)
トラックをバックさせながら狭い塀に女性たちを追い込むギャリド。
荷台と塀の間にピタリと挟まれた女性3人を上から見せておいて、
次のシーンでは思い切りバックを踏む+塀との隙間が無くなったシーン。
視聴者の想像力で実際の映像を見る以上の恐怖を感じさせます。

感覚的にゴウラムを受け入れている五代
→簡単に結論を出すなと忠告する一条さん
→神妙に頷く五代。
二人の信頼関係の深まりが良く現れているシーンです。
またヒーローの言う事は、理由が無くても最初から正解という、
特撮ならではの常識も破られています。

誕生日のプレゼントを受け取らない理由をちょっと言えばいいのに、
口べた過ぎる一条さん。
何でも出来るスーパー刑事の唯一の弱点かもしれません。
(本人的には困ってないかも)
一条さんの信条「中途半端をするな」は一条さんのお父さんの言葉、
五代の心がける「誰かの笑顔のために」は神崎先生の言葉。
いつも子どもたちは大人の言葉と生き方をよく見ていて、
自分の身のうちに吸い上げて成長しているようです。