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「小次郎つばめ返し」

映画『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の正木圭吾 1回目

サブタイトル:
「緊迫!掲げられた起爆装置、銃口に委ねられた日本の運命!
 その時にじり寄る影が・・起爆装置を押したのは一体誰だ!」

 

TLでスキンヘッドの手下に感謝していた意味が分かりました。
あれは介錯ですね。
今までの働きで一番役に立ったかもしれません。
Mが自分たちを裏切った事への報復ではなく、
色鮮やかで美しいままに散らせてくれました(オタ的にはそう見えた)
ドラマ放送時は国際テロリストといいつつ、
何故冴えないヤツばかり手下にしてるんだと思ってましたが、
映画での正木の行動をみると、
むしろ優秀で賢い手下は要らなかったんでつね。

「ぜってー死なせねえー!!」
いや、あの…正木以外バッタバッタと死んでますけど…。
テロ側のショッカー要員はもちろん、
人質となった要人たちでさえ安否不明の状況で、
ひたすら一號の頭の中は正木を死なせず確保することだけ。
結構な被害者が出たことを悔やむ様子もなく、
確保した後の一號の表情が爽やかなこと。
一號にとって死なせたくないのは正木だけかもしれません。

◎霧山と出会う前までのあのさわやかな青年が、
 どうして国テロとしての道を選んだのか
◎小さな頃から英才教育を受けていないとすれば、なぜ正木の戦闘スキルは高いのか
◎なぜ職業軍人でもなかった正木のドッグタグがあるのか
◎つか、その正木のドッグタグを霧山が肌身離さず身につけてるってどうよ
◎正木の真に成し遂げたかった事は何か
なぜ?なぜ?と、つい心の中で正木に問いかけてしまいます。
全てを知らなくてもいいとオダギリ氏が言うとおり、
人間同士はどんなに近しくてもお互いの全てを知っているわけではなく、
分からないという余白があるからこそ、
存在をリアルに感じられるものかもしれません。

折り紙や丘を走る風。
直接的に触れなくても、最初から最後まで存在し続けた正木圭吾。
彼が星のもと宿命を持って生まれてきた子どもだったとすれば、
エンディングの歌詞はだれに捧げられたか一目瞭然であります。

〜〜〜〜でもってここからクウガ脳の思い込み〜〜〜〜
綺麗事、ヒーロー、ラストバトルでのガチの殴り合い、
クウガ脳が反応するキーワードが溢れておりますが、
若々しい正木と霧山と子どもたちのショット。
あれ彼でしょ?
正木の見上げる青空の向こうに彼がいると、
見せてくれたんでしょ?(相当痛い)