oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

東映特撮公式配信記念『EPISODE10 熾烈』

レインボーブリッジの見える海沿いの公園。
五代と一条さんはなぜ毎回デートスポットのような場所に変えて
お話し合いをするのか?
2人連れでいても不自然じゃない場所に紛れる作戦ですね!(余計目立つわ!)
という楽しい邪推は置いておいて、一条さんは警察に五代の正体を明かしていないし、
五代を守っているつもりだろうから(本人全く気にせず)最大限の配慮なのでしょう。
と言いつつ警察の武道場に五代を連れて行って特訓するとか、
一条さんの配慮の仕方にはよく分からないところがありますが。

ギイガの体にパンチやキックの力が吸収され苦戦するクウガ
キックとパンチ力の赤、
運動能力が飛び抜けている青は棒で敵をなぎ払い、
五感が最大限に研ぎ澄まされる緑のワザは銃で射抜くこと、
そのいずれの能力をもってしてもギイガを倒すことは難しく、
ここで新しい紫のフォームの登場となります。
クウガのフォームにはそれぞれの長短があり、
敵ごとにフォーム使い分けるという矛盾のない設定で、
大変目新しく感じました。

今からすると4フォームあるとはいえ非常にシンプルに見えますが、
その当時は次々と新しく出てくる武器やフォーム、
今まで見たこともないタイプのヒーローに、
以前からのイメージを大切にしている方面から
批判の声が聞こえておりました。
そんなこんな思う事もあり、
ライダーは、その時代の子どもたちの大切なヒーローなので、
ワタクシは楽しんで視聴しつつ、自分に合わないなと思えば
その場をそっと離れることにしているのでございます(閑話休題

友だちのために絵本を取り返しにいき、
思わず相手を絵本で叩いてしまいそうになる男の子。
よくある子ども同士の物の取り合いと
五代の戦いが暗に被せられています。
今後もこういう比喩のようなシーンが出てきます。

変身解除後に体を引きずる五代。
かなり無理をしている様子が描かれています。
また戦いを終えたあとのクウガ
大抵ふぅと大きく息を吐いて佇んでいます。
こういうシーンはさり気なく入っているので、その時には気付かないのですが、
後半になるに連れその意味を知り、愕然とするのでございます。