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「小次郎つばめ返し」

『S -最後の警官-』 第3話の正木圭吾

M限定かよ!!というツッコミが今鋭く飛んできたような気がします。
箱に穴開けて写真が撮れるくらいの、
または黒い紙に光を集めて火をおこすくらいの、
はたまた天の川で6等星を見つけるくらいのピンポイントさで
感想をしたためたいと思います。


クウガファンなら誰もがハッときて、グッときて、パッと目覚めた空港の声かけシーン。
みなさんの頭に浮かんだのは、おそらくクウガのファーストシーン、
五代雄介が迷子の男の子に声を掛けて励ます場面ですね。
Sのシーンは原作漫画の通りなのか未読なので分かりませんが、
もし空港のシーンがドラマオリジナルなら、クウガを意識したものと思われます。
(そうであったら楽しいなという希望的観測ですが)
似たシチュエーションでも双方の男の子の反応は真反対。
男の子がぶつかった辺りを、汚れを落とすようにしきりに手で払うという細かい所作。
Mこと正木圭吾の内面の冷たさを表しています。
クウガでは温かさで男の子の涙を乾かした彼が、
今回その冷たさで笑顔を凍り付かせたようです。


でもって思いも寄らなかったジョー祭りの熱気!
TLは期待にあふれる視聴者で逆炎上であります。
まさに終末ええじゃないか状態!
「顔を蹴り上げる」という非道さよりも、動きの美しさに目を奪われるオタ性の悲しさ。
予告の時と違い、テロップに邪魔されず堪能いたしました!!
(注:正しいドラマの楽しみ方ではございません)
「正木」は小次郎リアル母の旧姓でございまして、親戚はMで溢れております。
ちなみにリアル母の6人の兄妹は教師を手こずらせて伝説になるような、
内面的にもM寄りでございました。(母を除く)
横川秋を蹴るシーン、番宣で見た時には効果音がなかったため「蹴る振り」だとよく分かりましたが、
演技に集中しながら相手の動きに合わせ、
ギリギリ見切ってあれだけ美しく動ける身体能力に思わず目を見張りました。
登場しただけで世界感をガラリと変え、たちまち不穏な空気が充満する画面向こう。
この緊張感を待ち望んだ視聴者に大歓迎されて、
ドラマ内でもいよいよ国際テロリストが動き出しました。


しかし日本が久しぶりだと言っても、そばをゆっくり食べちゃイカンでしょう。
時間をかけてエレガントにそばを食う人は見たことがありません。
あ、それも海外生活が長かったという事を示すための細かい自分設定か!!(違