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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 八重の桜 第46回 『駆け落ち』

ケンミンショー放送中、突如集まってきた全国群馬県人会のみなさま方が
「平和の使徒(つかい) 新島襄」の大輪唱だった昨夜、
TL上は本放送より賑わっておりました。(それもどうかと…)
「へ」と言われると脊髄反射的に「平和の使徒 新島襄」が口から出るほどで、100%認知率だとか。
以前友人を萩に連れて行った時に「松下村塾」を「まつしたむらじゅく」と読まれた事を思い出し、
まだまだ県の偉人広報への努力が足りないと反省した次第でございます。
(※その友人は「金比羅」を「きんぴら」と呼んでました)
まったくイメージ無く見始めたワタクシにとっては「教育者」だと思ってましたが、
そうなのか、群馬的には平和の使徒なのかー。
じゃ大河も「平和の使徒」「天からの使徒」ということでいいのかな…。
つか襄先生の故郷の群馬ってオダギリ氏が毎年のようにハムを頂きに行く、
あの高崎映画祭の群馬じゃないですか!(何を今更)
うぬぬ、群馬め…


八重の足元に絡みついていたカワユイ久栄たんも、ちょい口紅の濃いお年頃に。
騒動のお相手の徳冨蘆花は新島教信徒の徳冨蘇峰の弟であり、
みねの旦那、伊勢時雄の従兄弟だって事は、ムチャクチャ身内じゃないですか!
世話に掛かりまくった恩人たちを戸惑わせるという仕打ち、
山本家には気まずさが充満していたはずです。
つか、そこまでしたのなら東京へ連れていかんかい!!
しかし当人たちはそこまでの強い決心があったわけではなさそうです。(久栄にも)
淡い恋心以上に、自分は厄介者だという同族意識が、
お互いを惹きつけ慰め合っていたように思えます。
八重にすごまれてたちまち尾っぽを垂れる蘆花。
こんな時の八重はいいですねえ。1.5倍くらいにガタイが大きく見えます。
手が付けられないほどのゴッド姉ちゃんを見てみたかったですねえ。
(あ、ゴッドだから襄先生か)


まあそのなんですな。
やはりこの大河は、新島八重というより「山本家」の話のようです。
時代の動きや流行も、「アベノミクスらしい」とか「今年は流行語が大豊作らしい」くらいの
私たちが暮らしていて感じる程度でよいのかもしれません。
であれば、今回は父の覚馬と久栄の情愛やズレ、いやその前から久栄の置かれた立場など、
山本家の事を微に入り細に入り描かなくてはイカンのじゃないかい。
A「時代転換期の大混乱のさま、陰謀と華やかさ渦巻く明治」
B「同志社を命がけで立ち上げていく新島夫妻と周りとの軋轢」
C「山本家の家政婦は見た」
A、B、C、もうこの際どれでもいいから濃厚なのをプリーズ!!
でもって、視聴者が突っ込んだり憤慨したり涙したり、知らない者同士が共有する楽しい時間をプリーズ!!