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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 八重の桜 第43回 『鹿鳴館の華』

なんと言っても、襄先生が戦った者同士の手を取って結ばせるシーン、
一部クラスタさんにとって、13年間を一瞬のうちに超えて押し寄せる感情の大波!
いろんな思いが打ち寄せてきてイカーン!
取りあえず誰にともなくアリガトウと叫ぼう!!
出来れば山川家の操さんも同席して欲しかったとか、
ストーリーに関係の無い我が侭は言うまい。


山川捨松と大山勲の縁談話、史実ながら八重さんを絡ませたい余り、腕相撲とかアナタ、
そんな展開ってどうなん!?と正直心配しておりました。
襄先生の「えー!?」とか、健次郎さんの教育者らしからぬ吹っかけとか、浩さんの「討て−!」とか、
あの会津戦で流れていたBGMをこのシーンで使うか!?みたいなツッコミどころ満載なれど、
無理矢理を承知の上で強引に持っていく力強さと、小さな違和感を押しながす勢い、
なんというか一言でいえばスカーッとしました。(単純だなオイ)


はた迷惑でお節介な八重さんが結構楽しいし、
表情や表現が豊かな捨松ちゃんもチャーミング、
驚くほどぶれない襄先生の天使キャラは健在、
浩さんの八重だけに見せるあの泣き笑いな表情も見られたし、
不貞不貞しいけど存在感のある伊藤博文も割と好き、
それぞれの登場人物がいきいきと動いた回でございました。
縁談という個人的な話ながら、壊れた垣根を超えて根や枝が交わる様子を見て、
時代が少しずつ動いている事も併せて感じました。
まあその、山川家のみなさまにおかれましては、楽しく語れる事ばかりではないし、
真実と違うとモヤモヤされる部分も多々あると推察いたします。
でも大河の中の山川家の方々は、視聴者のみなさんにすごく愛されていると思うのであります。


次回、一気に弱る気配の襄先生の予告を見て「ええー!もう!?暦の上ではそんな季節か…」などと
TL上で季語扱いされているのがおかしかったです。
思いの外、衝撃を受けている視聴者のみなさまの反応に、
ほらね、いつのまにか天使のワナに嵌ってる…と思いつつ、
胸が熱くなるのを抑えられないのでございます。